服薬フォローアップ支援ツール
疾患と薬剤分類を選ぶとフォローアップ項目が表示されます。実施結果を入力して報告書PDFを出力できます。
1疾患を選択
なぜ「フォローアップ記録」が薬剤師業務で重要なのか
2026年度の調剤報酬改定では、調剤後の患者フォローアップを評価する項目が明確に位置づけられています。代表的なものが「調剤後薬剤管理指導料」と「服薬情報等提供料(服薬情報提供料)」です。
調剤後薬剤管理指導料(1・2各60点)
糖尿病用剤が新たに処方された患者、または用法・用量が変更された患者(区分1)、あるいは心疾患による入院歴があり循環器系薬剤の作用機序変更があった慢性心不全患者(区分2)が対象です。算定には、①調剤当日を除くタイミングで電話等により服用状況・副作用の有無などを確認すること、②必要な指導を継続して実施すること、③その結果を処方医へ文書で情報提供することの3つが要件になります。
服薬情報等提供料(30点・20点・50点の区分あり)
保険医療機関からの求めに応じて調剤後の服用状況等を把握し、文書で情報提供した場合などに算定できる項目で、提供先や状況に応じて複数の区分が設けられています。いずれの区分でも「何を確認し、何を報告したか」を文書として残すことが前提になります。
つまりどちらの点数も、「電話等でのフォローアップ実施」「チェックすべき項目の確認」「処方医への文書での報告」という一連の記録が算定の土台になります。とはいえ、疾患や薬剤ごとに確認すべき副作用・検査値は異なり、口頭でのフォローアップ内容をその都度メモしてから報告書に整えるのは意外と手間がかかります。
そこで作成したのが、このページに設置している「服薬フォローアップ支援ツール」です。疾患と薬剤分類を選ぶだけでチェックすべき項目が自動表示され、実施結果を入力すればそのままPDFの報告書として出力できます。
服薬フォローアップ支援ツールの使い方(5ステップ)
STEP1:疾患を選択する
まず対象患者の疾患を選びます。現在は「高血圧」「糖尿病」「脂質異常症」「慢性心不全」の4疾患に対応しています。糖尿病・慢性心不全は調剤後薬剤管理指導料の対象疾患、高血圧・脂質異常症は服薬情報等提供料での活用を想定しています。
STEP2:薬の種類を選択する
選んだ疾患に応じて、処方されている薬剤分類のボタンが表示されます。たとえば糖尿病であればSU剤・DPP-4阻害薬・SGLT2阻害薬・ビグアナイド薬・インスリン・GLP-1製剤から選択できます。
STEP3:フォローアップ項目をチェックする
薬剤分類ごとに、実際の電話フォローアップで確認すべき副作用症状や検査値項目が一覧表示されます。各項目について「問題なし」「要確認・要対応」「該当なし」から状態を選び、必要に応じて患者の発言や対応内容を自由記述で残せます。
STEP4:基本情報を入力する
算定区分(調剤後薬剤管理指導料/服薬情報提供料)、実施日、患者氏名、薬局名、担当薬剤師名、処方元医療機関、処方医、実施方法(電話/対面/オンライン服薬指導など)を入力します。処方医の氏名は入力するだけで、報告書には自動的に「先生」が付いた形で反映されます。
STEP5:PDF報告書を出力する
最後に「処方医への報告事項・総合所見」を記入し、「PDF報告書を作成する」ボタンを押すだけで、これまでの入力内容がまとまったA4サイズのPDFがダウンロードされます。そのまま院内向けのFAXや電子メールに添付する報告書として活用できます。
算定にあたって確認しておきたいポイント
- 調剤後薬剤管理指導料は、調剤と同日に行うフォローアップでは算定できない点に注意してください。
- フォローアップ結果は「実施した」だけでなく、処方医への文書提供までが要件に含まれます。ツールで作成したPDFを実際に医療機関へ送付するところまでを一連の業務として行いましょう。
- 薬剤の適応や算定要件は改定のたびに見直されます。本ツールに搭載している項目はあくまで一般的なチェックリストの一例であり、最終的な算定可否は自薬局の運用ルールや最新の調剤報酬点数表の規定に照らして確認してください。
よくある質問
Q. このツールを使えば算定要件を満たしたことになりますか?
A. 本ツールはフォローアップ記録の作成を効率化するための支援ツールであり、算定の可否を保証するものではありません。実際の算定にあたっては、必ず自薬局の判断基準や保険薬局向けの通知・疑義解釈をご確認ください。
Q. 対応している疾患・薬剤は今後増える予定ですか?
A. 現在は高血圧・糖尿病・脂質異常症・慢性心不全の主要な薬剤分類に対応しています。今後、対象疾患や薬剤の追加を予定しています。
Q. スマートフォンからでも使えますか?
A. はい。スマートフォン・タブレット・PCいずれの画面幅にも対応したレイアウトになっており、店舗のカウンターや在宅訪問の合間でも入力・PDF出力が可能です。



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