薬剤師向け新書、チェックしていますか?
医療・薬学の専門書は次々と改訂版や新刊が出るため、気づかないうちに情報が古くなってしまうことも少なくありません。今回は、現場ですぐに使える最新刊から、近日発売予定で今から予約できる注目書籍まで、薬剤師におすすめの新書をまとめて紹介します。
処方がわかる医療薬理学2026-2027
1999年の初版から2年ごとに改訂を重ねてきた定番の実践書です。循環器系・消化器系・内分泌代謝系・呼吸器系・免疫系・腎臓尿路系・脳神経精神系・がん・感染症・女性疾患・皮膚疾患まで、疾患ごとに使用される薬剤を整理して解説しており、「なぜこの薬が処方されるのか」「投与量はどのくらいか」といった、医師の治療意図を理解するのに役立つ1冊です。最新の薬事情に合わせて新項目が追加され、主要疾患の診断基準や治療ガイドラインにも対応しています。
薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100 改訂版
大人気ブログを書籍化したベストセラーの改訂版です。類似薬の違いを解説する100のテーマのうち、新規薬剤を中心に30項目を新規書き下ろし。参考文献も初版の2倍となる1,600本以上に増量されています。「この薬、前の薬と何が違うの?」という患者からのよくある質問に、自信を持って答えられるようになる1冊です。
患者のサインを見逃さない!薬剤師のための患者フォローアップ術
「対物業務」から「対人業務」へと薬剤師に求められる役割が大きく変わるなか、患者が薬を安全かつ有効に服薬し続けられているかを確認し、必要に応じて介入する「フォローアップ」の重要性が増しています。本書は、日常診療で多く遭遇する20疾患について、病院薬剤師と薬局薬剤師それぞれの立場から、いつ・何を・どのように診るのかを具体的に解説。バイタルサインや検査値の活用、ポリファーマシー、在宅・緩和医療まで幅広く網羅しており、薬薬連携と地域連携の実践にも役立つ1冊です。
【近日発売・予約購入可能な書籍】
続いては、まだ発売前ながら予約受付が始まっている注目の3冊です。発売と同時に読み始められるよう、早めにチェックしておきましょう。
結論からわかる抗菌薬〜臨床ですぐに動くために必要な知識をできるだけシンプルにまとめました
感染症に出合ったとき、どう考え何を処方すべきかが結論からわかる1冊です。グラム染色と抗菌薬選択に基づいた著者オリジナルの「細菌マップ」で原因菌のイメージを掴みながら、選ぶべき抗菌薬をわかりやすく解説。市中発症の肺炎から敗血症、婦人科感染症まで18の疾患を扱うほか、「輸液製剤との相性は?」「院内在庫がないときは?」「抗菌薬を投与する順序は?」といった、教科書には明文化されていない実臨床のリアルな作法にも1章を割いています。
腎機能別薬剤投与量 POCKET BOOK 第6版
腎機能低下患者・透析患者への投薬に関わる薬剤師なら必携の定番書、最新第6版です。2,000種類を超える薬剤情報をGFR・CCr 5mL/min刻みで掲載しており、「この薬、減量が必要か」がすぐに分かります。第6版ではレイアウトが見直され、新たに「注記」欄も追加されました。
妊娠・授乳と薬のガイドブック 第2版 補訂版 よくある不安や疑問に応える
大好評だった『妊娠・授乳と薬のガイドブック』を、最新のエビデンスに基づいて改訂した第2版補訂版です。頻用薬をケーススタディ形式で取り上げ、服薬の可否判断の考え方や根拠、現場でのアドバイス例をわかりやすく紹介。妊娠・授乳の基礎知識や情報の調べ方・評価の仕方についても丁寧に解説されており、処方薬だけでなくOTC医薬品に関する相談にも対応できる内容です。妊娠・授乳期の患者対応に不安がある人はもちろん、これから学ぼうとする人の最初の1冊としてもおすすめです。
まとめ
最新の医療情報をアップデートし続けることは、薬剤師としての専門性を保つ上で欠かせません。気になる1冊があれば、発売中のものはすぐに、予約受付中のものは早めにチェックしておくのがおすすめです。


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