あなたの職場は、休業制度整ってる?
産前・産後休業、育児休業、介護休業——制度としては存在していても、「実際に自分の職場で使われているのか」は、意外と見えにくいものです。厚生労働省「薬剤師の需給動向把握事業」の調査結果から、薬局薬剤師における休業制度の利用実態を見てみましょう。
休業制度(産前・産後休業/育児休業/介護休業)の利用経験
n=3,608
利用経験者482人の男女内訳
出典:厚生労働省「薬剤師の需給動向把握事業」調査結果概要(薬局薬剤師調査)p.44
産前・産後休業、育児休業、介護休業のいずれかを利用した経験がある薬局薬剤師は、全体のわずか13.4%。約8割の薬剤師は、こうした休業制度を一度も利用したことがないという結果でした。
さらに注目したいのが、利用経験者482人の内訳です。女性が95.6%を占める一方、男性はわずか2.9%にとどまっています。産休はそもそも女性のみが対象ですが、育児休業・介護休業は本来、性別に関係なく利用できる制度です。
それにもかかわらず男性の利用が極端に少ないという結果は、「制度はあっても、実際には取りづらい」という現場の空気を映し出しているとも読み取れます。
この数字から見えてくること
薬局は薬剤師の人数が少人数体制になりやすい職場です。1人が休むと、その分の業務を残りの薬剤師でカバーしなければならない構造上、「休みたくても休みづらい」という状況が生まれやすいと考えられます。
特に男性の育児休業取得率の低さは、薬剤師業界に限った話ではなく社会全体の課題でもありますが、この数字を見る限り、薬局という職場ではその傾向がより顕著に表れているといえそうです。
今の職場で「休業制度はあるけれど、実際に使っている人を見たことがない」と感じているなら、それは決してあなただけの職場に限った話ではなく、業界全体に共通する傾向である可能性があります。
求人票の「制度あり」という記載だけでは、実際に取得しやすい職場かどうかまでは分かりません。
「今の職場は本当に休みやすいのか」
「他の薬局では、休業制度がどのくらい実際に使われているのか」
こうした求人票だけでは見えない内部の実態は、現場を知る専任の担当者に直接聞いてみるのが一番確実です。
まとめ
薬局薬剤師のうち、休業制度を実際に利用した経験がある人は13.4%にとどまり、そのうち男性はわずか2.9%という結果でした。「制度はあっても使いづらい」という実態が数字にも表れています。求人票だけでは分からない職場のリアルな内部情報まで確認したい人は、専任アドバイザーのいる転職エージェントを活用してみるのがおすすめです。



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